
ココディ・ココダ
オルゴールと影絵とループの映画
感想
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久々になにもわからん映画を観た。すべてが、わからん。
こんなに「わからん」と思ったのはカラーなんちゃらの映画以来だったけど、あの映画ほど腹は立たなかった。わからなさが押し付けがましくないというか、わからないのが正解ですみたいな雰囲気があった(と思うことにした)。賢い人しかわからない含蓄のある映画作りました!どや!みたいな雰囲気があるとめちゃくちゃ腹立たしくなっちゃうけど…。
でもわからないなりに解釈すると、影絵の劇が重要ななにかを表しているのは確か。で、うさぎの家族は明らかに主人公一家なので、子うさぎを殺したトリが現実の一体なにを表してるのか、というのがだいじ。マヤの死因はアレルギーなので劇のように鳥から墜落死したわけじゃないけど、鳥がそういう「運命」みたいな概念を表しているのだとしたら、鳥を射て檻にいれた親うさぎはけっこう不毛なことをやってたってことなのかなー 人が運命を恨んだりどうこうしようとしたりっていうの、不健康だし 鳥も最後は元気に羽ばたいてったし…
ていう解釈をすると、マヤの死を受けた両親たちの怒りとかそういうのは不毛だよーってこと…? それと時間がループしてたのってなんか関係ある?
そもそもなんでループしててマヤの死と何の関係があるのかがまったくわからないんだよね、前半のマヤが死ぬとこ飛ばして夫婦がキャンプに行って変なループにはまるところだけでもよくない?
そう思うと、マヤの持ってたオルゴール、影絵の劇、時間のループ、の要素が関係しあっているのかな
オルゴールで気になったことは、オルゴールの回る方向と絵のキャラクターの歩く方向が逆だったこと(オルゴールを回すと後ろ歩きしてるみたいだった)。ぐるぐる回る、ってことはループを表してる、ってことだとしたら、ループの因果も後ろ歩きってことでしょうか。だとすると謎のサイコパス集団だと思ってた3人組も、轢かれた犬の復讐をしているだけだったってこと?とか…(にしても頭のネジは外れていると思う)
そういう感じでなにも理解できなかったけど、それでも成り立っている雰囲気がある映画でした。
ただわかりやすい映画が好きなのでもう絶対に観ない。
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